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0514
石と意思と医師と意志
土曜日、ニューエイジ系爆裂ショップのコスモスペース@原宿通りへ。
代官山のKCジョーンズには行ったことあるけど、ここは初めて。
何年か前に石堀りの旅人の家に遊びに行ったことがある。
彼は世界中をツルハシとスコップを持って放浪し、野宿して石を掘り、ドラム缶に何倍も溜まったら、それを日本へ持ってきて、それを売って生活しているらしい。
部屋の壁の全てが棚になっていて、床が抜けそうなくらいに石がならんでいる。
玄関にはドラム缶何倍もの水晶。
部屋には、ショップで買えば数万円はするだろう、アメジストのでかい塊。
水晶だって、針水晶(中に針が入っている)とか、虹が入ってる(光の角度によって、水晶の中に虹が見える)とか、レアなのが山積。
いくら鈍い僕でも、これだけの石に囲まれたら、石のパワーを感じずにはいられない…。
で、コスモスペース。
ここも高い石はショーウィンドーに入っているが、安いのは量り売りで、もの凄い品揃え!!
何だかヒカルがターコイズ(トルコ石)に惹かれているらしく、ちょっと前から「ターコイズが欲しい」とぬかすので、土曜日に原宿をうろついているとき、お店見学という展開になった。
「どれがいいかな?」
「石ってのは力があるから、直感でピンと来たのを買うといいよ」
前に言われたことを、そのまま知ったかぶりで説明。
「そうなんだ」
彼女がターコイズの1センチくらいの塊を手に取る。
「うん。これいい感じ」
それを店員に見せると「袋に入れて持ち歩いてもいいけど、指輪にすると、石が直接肌に触れるから、石のパワーが伝わり易いですよ」とのこと。
当然、指輪って流れになって指輪のリングを物色。
するとシルバーで、ごつくて、いいデザインのリングを発見。
これ、裏から石を入れるだけの構造で、指にはめている限り、石が落ちない設計になってる優れもの。
石を取り替えるのも楽勝って感じ。
彼女はそれを購入。
ボクも石を物色しているうちに、購買意欲に着火。
克馬さんにもらった、ネイティブアメリカンのブレスレットも切れちゃったので、今度は自分で買おうと決意。
店の奥のガラスケースを除くと、直径が5ミリ〜1センチくらいの玉が、ずら〜っと並んでいる。
石の種類によっても値段が違うが、8ミリくらいの玉だと、1粒が150円〜500円くらい。
好きな石を集めて、ワイヤーかゴムで繋げてもらえば、ブレスレットが完成する。
手首の長さを測ってもらうと、8ミリの石の場合、ボクなら22粒でブレスレットができる。
150円×22粒+加工賃で3300円。
それくらいなら大丈夫だと、石のチョイス開始。
石の効能リストが店に張り出されているが、それに頼るといけない気がして、直感で4種類の石を選ぶ。
選んだのはヘマタイト・カーネリアン・アベンチュリン・ガーネット。
それに目にとまった&石に呼ばれてしまいアズライムを追加する。
なかなかいい感じのブレスレット完成!!
石の効果だけインターネットで調べると、ヘマタイトは心身のエネルギーを活発化させ、静電気を防ぎ、電磁波をブロックし、血液循環をよくするらしい。
カーネリアンはアイディアを形にするエネルギーと、感情のバランスをとり、失った希望をよみがえらせるとある。他には実現に必要なエネルギーを与え、勇気を与え、イライラを防止し、持てる力を発揮するそうだ。
アベンチュリンは知覚力を増す力がある。他にツキを呼び、情緒を豊かにし、瞑想のサポートとある。
ガーネットは努力の成果が出るそうだ。忍耐力を養い、勝利に繋がる。他に強力な守護の力を持ち、エネルギーのバランスをとり、エネルギーを高め、仕事の成功に繋がるらしい。積極性と気持ちをやさしくさせる効果にストレス解消と書かれていた。
アズライトは直感力、想像力を高めるみたい。クリエイティブな才能を作るとも書いてある。この石は時々指でこすって、石にたまったブルーな気持ちを昇華して上げたほうがいいとも書いてある。
直感と色のバランスで揃えた石たち。
パワーストーンの効果を調べると、どれも今のボクに必要なものに思えてくる。
この「その気になる」あたりが、どうにも怪しいと思うか、偶然の中の必然と思うかは、その人の受けとり方に拠るんでしょう。
日曜日。
最近、タオのオシッコの出が悪い。
お得意の腰砕け(オスなのに片足を上げない)オシッコポーズになり、いきんだままオシッコが出ない。
排尿困難な感じ。
それにたまにだが、血尿が出る。
この数日、どうも調子が悪そうだと思っていたのだが、治る気配がないので、高木動物病院へ連れて行く。
フィラリアシーズン到来なので、予防薬を貰う人で激混み!!
名医、高木医師は「ドロッとした血の塊が出てるんじゃないし、食欲もあるなら、平気だから水曜日に来たほうが空いてますよ」と言ってくれる。
一瞬、水曜日にまた連れて来ようと思うが、月&火の病院が休みの間に悪化したら大変だと思って、1度、事務所に待機して我慢して待つ。
この間に血尿が悪化。
事務所の外でオシッコさせたら、真っ赤な鮮血が数的出るだけで、もうオシッコとは言えない。
ボクが結石で痛くて倒れたときのオシッコを思い出す。
タオも石だ多分。
そんなこと考えながら、高木先生に貰ったオシッコ検査スポンジに、タオの血尿をくっつける。
本来、日曜日の診察は13時までだが、混んでるので、再び14時半に病院へ。
するとネコチャンだの、ワンちゃんだのが、まだ5人くらい待っている。
病院の横のベンチでタオと順番待ちをしているが、この間にしたオシッコは、もう完全に、100%の鮮血状態。
「水曜日まで延ばさなくて、今日にしてよかったな」
とタオと話しながら待つこと1時間。
やっと順番が回ってくる。
オシッコスポンジを高木先生に渡して、試薬で検査してもらう。
それを見ると、オシッコのアルカリ度が以上に高い。
普通、犬のオシッコは弱酸性くらいらしいが、タオのオシッコは強いアルカリ性を示している。
「こりゃ、タオちゃん石ですよ」
「やっぱりそうですか…」
「でも、ちゃんと見てみるから、ちょっと待ってね」
そう言って、今度はオシッコの顕微鏡検査。
「ほら、ちょっと見てごらん」
診察室に呼ばれて、オシッコを顕微鏡で見る。
すると細長い、針の様な結晶が見える。
「これ、尿酸が結晶化したもんですか?」
「尿酸じゃないけど石ですよ」
「こっちも見てごらん。台形の塩の結晶見たいなのが見えるでしょ?」
「はい…。これも石ですか?」
「うん。けっこう、あるね」
「かなりひどいですか? 状況どうなんでしょう?」
「1センチ未満なら、薬と食事療法で治りますよ。でも1センチ以上だと手術かな」
「えっ? 手術!?」
「手術は簡単なんだけど、タオちゃんは人見知りだから、もうボクことが怖くなっちゃっうだろうから、術後の経過の方が大変だよね。ちょっと触って大きさを確かめましょう」
診察台の上にタオを載せて触診。
「うん、大丈夫。感触があるほど大きい石はないから、薬と食事療法で治しましょう」
マジでひと安心。
子を持つ、親の気持ちを痛感する。
高木先生は親切&話し好きで、診察の後も、色々と話をしてくれる。
例えば犬のご飯は1日に頭の大きさと同じくらいが理想らしい。
ドッグフードを上げないなら、ご飯と肉付きの骨を混ぜて、それにオリーブオイルを、ちょっとだけ垂らして上げるとバランスがいいらしい。
よくタオにご飯を煮て上げていたが、犬は野菜を分解する酵素を持っていないので、野菜を上げても無駄なんだって。
あとはビーフジャーキーは上げない方がいいみたい。
人間のスナック菓子と同じで、美味しさだけを追求してるから、他のものがまずくなってビーフジャーキーばっかり欲しがる様になるし、高たんぱくで毒みたいなもん。ほんとにオヤツ程度に、ちょっとだけ上げるのは問題ないけど、今のジャーキーは無添加だの無着色だので安全を謳い文句にして、たくさん上げても身体にいいみたいな錯覚を起こさせる様な売り方がされている。
1日に上げていいビーフジャーキーの分量も、たくさん売るために、かなり多めに表示されている現実。
人間用の食べ物と同じく、派手に宣伝展開されているものは疑ってかかった方が賢明。
本来、どうしても必要なものは宣伝しなくても売れる。
なぜなら、そこに必要というニーズがあるから。
でもお菓子やビーフジャーキーなどは、別になくても困らない。
だからどんどん美味しくして、宣伝して売りまくるっていう世の中なんですね。
自分の病名を知ってか、知らずか、意気消沈気味のタオと帰宅。
食事療法用の缶詰をたくさん買った。
タオの食事療法用の缶詰代が1週間で4500円。
これを2ヶ月は続けないとダメ。
このお金のないときに…。
しかも缶詰以外は、絶対に上げちゃいけないと念を押された。
家に帰ってみると、案の定、缶詰を食べないタオ。
見た目もまずそうだが、ほんとにまずいのだろう。
裏の注意書きには
・どうしても食べない場合は、今まで食べていたドッグフードを少し加えてください
とある。
ドッグフードを少し加えたら、ドッグフードだけ食べてしまうタオ。
他には
・飼い主が、確固たる意志を持って、食事療法を徹底してください
とも書いてある。
やっぱり確固たる意志を持ってこの缶詰だけを食べさせないと、病気は治らないんだよな。
でももう1日半、何も食べてないんだもん、他のものを上げたくなっちゃうよ…。
…ってな感じで「いし」にまみれていた週末。
いまのボクの意志は、袋に石を入れて、お守り代わりにタオの首輪に下げようといったところです。