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精神安定剤

 

 テキストが好きだ。

 テキスト(文字情報)は、書くのも読むのも好き。

 絵を書くより、歌を歌うより、踊るより、裁縫するより、洗濯するより、料理するより、テキストを書いたり読んだりするのが好き。

 

 誰に、いつ読まれるかなんて、まったく想定せずに書いてるが、こんな文章でも、読んで感想を送ってくれる人がいる。

 それらは

「○月○日の件に関してボクは反対です」

 と異論を唱えてくるものであったり

「○月○日の日記を読んだけど、引っ越ししなくて平気なの?」

 と気遣ってくれるものであったり

「あのことは書かないでちょ〜だい」

 という削除依頼だったり…(^^ゞ

 

 まぁ、何にしても、感想というレスポンスが返ってくるのは嬉しい。

 それがボクの精神安定剤になってる。

 

 シンレッドラインのことを書いたら、数人から映画を観たというメールをもらった。

 面白かったらしい。

 よかった。

 

 タオ&ケムに関して書くことが多いので、犬に関してのメールももらう。

 今日は「PS.西さん日記まだ見てます。うちも犬が実家にいます。しばらく合いにいってないな〜(反省)」というメールがきて、頼んでもいないのに、勝手に犬の写真が添付されていた。

 名前も知らない犬だが、ファイル名が「mimita.jpg」なので「みみた」という名前なんだろう。

 可愛い。

 

 そう言えば、ケムの夜鳴きがひどい。

 3日に2日は、午前2時から、午前7時まで夜鳴きしている。

 先日、高木先生に行ったら、老犬の夜鳴きはしかたないらしい。

 ボクが思うに、おじいちゃんやおばあちゃんってのは、よく独り言を言ってるもんだが、ケムの夜鳴きってのは、老人の独り言みたいなものなんだろう。

 だから理由もないのに鳴く。(独り言も、理由もないのに言うもんね)

「寝られないくらい夜鳴きがひどければ、安定剤を上げるといいですよ。そうすると静かになるから」

 といって、高木先生が犬用の精神安定剤をくれた。

 

 一昨日。

 あまりに夜鳴きがひどいし、風邪っぽくて辛いので、貰った安定剤(半錠)を上げた。

 1時間後、ケムは夜鳴きをやめ、まったく動かなくなった。

 そのまま死んじゃうんじゃないかと、すごい心配になった。

 揺らしても起きないし、ジャーキーを鼻に近づけても起きない。

 かなり不安になって、ずっとさすって上げてたら、朝の8時になって、やっとジャーキーに反応した。

 ジャーキーを食べた。

 ボクは完全に風邪をひいた。

 ケムは普段以上にヨロヨロとして、安定剤と言うよりは、きつい睡眠薬を飲んだみたいになってる。

「半錠で効き過ぎたら、4分の1錠上げるといいですよ」

 と高木先生は言っていたが、どうにも後ろめたくて、もう4分の1錠でも上げる気になれない。

 徘徊老人をロープで縛ったり、手錠してベッドにくくりつける話しがあるが、いきなり聞いたり見たりすると虐待してるとしか思えないが、最近では看護する側の気持ちも分かる。

 

 

 生命は、生きようとする。

 それが周囲にどんな影響を与えるかは抜きにしても、生命は生きようとする。

 貧村に実在した、姥捨て山のシステム。

 野生では、自分で食べられなくなれば、誰も助けてはくれない。

 

 鷹は、同時に生まれた兄弟が巣の中で殺し合う「兄弟殺し」という習性を持つ。

 生息するために広範囲のエリアが必要になるので、2羽が成長して共倒れにならないために、生存競争に勝った1羽が生き残るのだ。

 

 

 そんなこんな考えている横に、タオとケムが寝ている。

「まぁいっか」って感じである。